言葉の習得と脳の「言語野」の働き

赤ちゃんは本を読んで勉強しません

一般的に、言葉を習得することは、人間の脳にある「言語野」の働きと密接に関係していると言われています。

***** イメージ:脳の「言語野」 *****

「聞く」「話す」という人間の基本的な会話能力は、脳の中にある「言語野」と深く結びついているんです。

赤ちゃんは、生まれてからお母さんやお父さんといった周囲の人々の話す声を聞き続けることで、言葉を自然と身につけていきます。

周囲の言葉を耳することによって、脳の「言語野」が発達していきます。

***** イメージ:赤ちゃん *****

赤ちゃんは、言葉を覚えるのに、本を読んだり、文字を書いたりはしません。自然に耳に入ってくる身近な人の声、つまり、音を聞いているだけで、いつの間にか自然と話せるようになっていきます。

環境が人を作る

生まれてきた赤ちゃんが数年後に標準語の日本語を話すようになったら、その人は標準語の日本語を話す人が周囲にいたということになります。

生まれてきた赤ちゃんが数年後に方言やなまりのある日本語を話すようになったら、その人は方言やなまりのある日本語を話す人が周囲にいたということになります。

生まれてきた赤ちゃんが数年後にきれいな英語を話すようになったら、その人はきれいな英語を話す人が周囲にいたということになります。

生まれてきた赤ちゃんが数年後に英語と日本語の2カ国語を話すようになったら、その人は英語と日本語の2カ国語を話す人が周囲にいたということになります。

結局、人間が使いこなせるようになる言葉は、その人がいる環境に左右されるということです。

どんな音が周囲にあるのか、どんな声を浴びるように耳にしてきたのかということが、非常に重要になります。

言葉を習得する自然な順序「聴く→話す→書く→読む」に続く